アコムの過払い金請求の対応状況と注意点

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アコムの過払い金請求の対応状況と注意点

過払い金請求をする場合、消費者金融の対応状況などによって返還率と返還までの期間が違ってきます。今回は、永作博美さんのCMや自動契約機むじんくんでおなじみのアコムの過払い金の返還率と返還までの期間を、アコムの対応状況もふまえて書いていきたいと思います。

アコムの過払い金請求の対応状況

きちんと対応してくれるのか

過払い金請求のための、取引履歴の開示請求などを行った場合に、アコムはどのような対応をとるのでしょうか。

以前は、司法書士や弁護士が介入し取引履歴の開示請求をしても直前の数回分の貸し借りしか開示しない、日付や金額を誤魔化した引き直し計算書を提出する、といった非協力的な対応が目立っていたようですが、「公的応対センター」という取引履歴と債務整理交渉を行う部署を立ち上げ、体制を一新してからは、比較的迅速で協力的な対応となっています。

また、支店によって時期は多少異なりますが、だいたい1980年代にコンピューター化され、それ以降のものであればデータが残っており、それ以前であっても紙で保管されている場合もあるため、抜けや漏れはほぼないと思って差し支えないでしょう。

ただし、データをFAXで送ってくる場合、数字が見にくく引き戻し計算を行うのに時間を要する場合があるようですので、注意が必要な業者です。

和解の場合、どのくらいの金額が戻ってくる

過払い金請求を行うと、アコムの担当者から金額の交渉の連絡がくるようです。ほとんどのケースで、本来より低めの金額を提示してくるようですが、こちらが条件をのまなくてもすぐに裁判になることはあまり見られません。ある一定額以下であれば担当者が和解権限を持っているため、過払い金のほぼ満額での和解というケースもあります。

ただし、個人でやる際、この時に注意したいのが“ゼロ和解”です。ゼロ和解とは「債権債務はお互いになしということで、和解にしませんか?」「借金がなくなりますよ」と言われて了承し和解してしまうことです。借金がゼロになると聞き、喜んで了承してしまったが、実はさらに多くの過払い金があった、というケースが多く見られます。

現在借り入れがある人の場合、言われた金額通りで納得してしまっていいのかどうか、専門家が介入していない状態での過払い請求の場合はこのような注意が必要となってきます。

また、最近では過払い金請求が殺到しているために赤字を発表している貸金業者も多く、アコムも例にもれず厳しいようです。今後しばらくはこの状況が続くと思われますので、和解金額は30~50%といった低い数字を提示される可能性は高いでしょう。

特に自分で過払い金請求を行っている場合には、交渉しようにも思うように進まず、時間だけが経過してしまうことも少なくないので、最初から専門家に相談するほうが得策です。

裁判で気を付けたいポイントは

裁判をする時には“取引の分断”の主張に気を付けるべきでしょう。 過払い金請求の裁判では、いったん借金を完済し、その後一定期間(借金の空白期間)をおいて再度借り入れをした場合に、空白期間前の取引の際に生じた過払い金とその後の借り入れとの一連性が認められるかどうかが関係してきます。

取引を一連で計算せず分断してしまうと、本来取れるはずの過払い金が大幅に減ってしまい、空白期間前の借り入れが10年以上前であれば、過払い金じたいが時効消滅してしまいます。そのため、取引の一連性は裁判で争点となりやすくなっています。

アコムの場合は、過去に取引の事実関係についてまったくのでたらめを主張した事例があります。

2010年の過払い金請求の裁判の際、2004年4月19日に完済後、2008年3月16日に再度借り入れをした事案で、取引履歴に「テントウ」や「ケイヤク」という文字がなく、契約番号やそのほかの条件についても、2004年時の基本契約と何ら変わりない基本契約となっているにも関わらず、「2008年の融資の際に新たに会員登録申請を行い、基本契約書を締結した」と虚偽の報告をしています。

このような誠意のない対応をいつもしている、ということはあり得ないでしょうが、少なくとも実際にこういった事例があったことを知っておくに越したことはないでしょう。

アコムの過払い金の返還率

アコムは銀行大手の三菱ファイナンシャルグループがバックについている銀行系の消費者金融なので、経営状態も安定していますので、過払い金請求の時効を迎えていないかぎり、過払い金の回収ができます。

アコムは2007年6月に金利の引き下げをおこなったので2007年6月以前に借りている方は過払い金請求ができる可能性が高いです。アコムから過払い金請求をした場合の返還率は、請求額の90%~とほぼ満額に近い過払い金を取り戻すことができます。

上記のとおり大手銀行系なので過払い金請求に対する対応も他の業者と比べ好意的で資金状況も問題ありませんので、倒産して過払い金請求ができなくなるという心配もいりません。

ただし、過払い金請求の時効(最終取引日から10年)を迎えてしまっている場合は、いくらアコムの経営が安定していようが1円も取り戻すことができなくなってしまいますので、時効を迎える前に過払い金請求をしましょう。

過払い金請求は、誰がやっても同じ金額を取り戻せるわけではありません。一般の方と過払い金の専門家である司法書士や弁護士とでは、取り戻せる金額に大きな差が生まれることがあります。

では、過払い金請求に重要なことはなにか?
それは、過払い金請求先の貸金業者との交渉力になります。貸金業者とやり取りをするのが初めての方と、仕事で何回も貸金業者とのやり取りをしている専門家とでは、請求先の貸金業社の対応が違ってきます。

ほとんどの業者は一般的よりも安い過払い金を提示してきたり、対応を後回しにされたりします。司法書士や弁護士などの過払い金の専門家に依頼すればこういったことを防げます。

アコムの過払い金が返ってくるまでの期間

アコムに過払い金請求をした場合、アコムから過払い金が戻ってくるまでの期間は和解で解決するか訴訟で解決するかで決まってきます。

和解で解決する場合は、平均で4~5ヶ月の期間で回収が見込めます。
訴訟で解決した場合は、平均で6~8ヶ月の期間で回収が見込めます。

では、和解で解決する場合と、訴訟で解決した場合とでは何が違ってくるのか。それは、回収できる過払い金に差があります。通常、和解で解決した場合は、こちらが提示した金額より減額されてしまいます。しかし、訴訟で解決する場合は、過払い金の満額回収ができます。

なによりもスピード重視で多少過払い金が減ってもいいという方は、和解での解決がおすすめで、回収の期間は遅くてもよくて、過払い金の満額回収をしたいという方は、訴訟での解決をおすすめします。ただし、自分で過払い金請求をやる場合、請求先の貸金業者と交渉をしたり、訴訟をしたりするのは労力と時間がかかってしまいます。

司法書士や弁護士などの専門家に依頼すれば、過払い金の調査・計算・貸金業者との対応を一貫してやってもらえるので、アコムから過払い金請求をする場合は専門家に依頼することをおすすめします。相談料や着手金を無料にしている事務所もたくさんあるので、そちらをご利用してみてはいかがでしょうか。

アコムの過払い金請求の流れ

①取引履歴を取り寄せる

まず、過払い金があるかどうかを調べるためにも取引履歴の開示要求を行う必要があります。アコムの場合は開示要求を行ってから約1、2週間で手元に届くようです。

また、この時の注意点としては、「文書で残す」ことです。万が一、アコムが要求に応じなかった場合に、訴訟時の損害賠償請求の証拠となります。

②引き直し計算をする

金利を利息制限法の数値に当てはめて引き直し計算をします。これによって過払い金がいくらなのかが分かります。

計算が難しく専門知識が必要になってきますので、専門家に依頼するか、自分でやる場合には専用ソフトを使用することをおすすめします。

③過払い金請求をする

実際にいくら過払い金があるのかが分かったら、返還請求を行うことになります。 アコムの場合、対応の丁寧さや迅速さは満足度が高いようですが、和解案として提示される返還額には不満の声が多くなっています。

過払い金請求の理想は「過払い金100%+利息分+諸費用」の返還ですが、実際には利息分や諸費用は支払われず、過払い金も満額もらえることはほとんどありません。

④和解・訴

アコムから提示された和解案で問題が無ければ和解成立です。不服の場合には訴訟を起こすことになります。

⑤返金

返済額が決定してから3~6ヶ月前後で返済されることが多いようです。

以上の流れがスムーズにいったとしても、解決までには半年近くの期間を要します。半年もの期間、1人でアコムや裁判所と様々なやり取りをするのは、精神的にも肉体的にもかなりの負担になるでしょう。勘違いされがちですが、部分的に(例えば取引履歴取り寄せや引き直し計算を)自分でやっても手続き費用は安くならない可能性が高いです。

早期解決・円満解決を望むのであれば、必要な部分だけ専門家に頼むというよりは、最初から全て交渉力・実績のある専門家に任せたほうがずっとスムーズに進みます。

アコムの過払い金請求の注意点

DCキャッシュワンからの借り入れについても完済しておくこと

DCキャッシュワンにも借り入れがある場合は注意が必要です。アコムに過払い金請求をした場合にDCキャッシュワンに借り入れが残っているとブラックリスト(信用情報)にのってしまう可能性があります。請求前に完済しておきましょう。

アコムが保証会社になっている銀行からの借り入れについても完済しておくこと

自分で過払い金請求する場合は、アコムが保証会社になっている銀行からの借入れがないか確認しておきましょう。過払い金請求する前に完済しておく必要があります。完済しないまま過払い金請求した場合、アコムが保証会社になっている銀行からの借入れとあわせて債務整理という扱いになり、ブラックリスト(信用情報)にのってしまう恐れがあります。

一度完済してまた借入れをしている場合は「取引の一連と分断」に注意

アコムからの借金を一度完済したあと、再度アコムから借り入れている場合は「取引の一連と分断」に注意する必要があります。具体的な例としては、1998年から借り入れをして2005年に一度完済し(この取引を取引Aとします)、その後2006年から新たに借入をして2008年に返済している(この取引を取引Bとします)といった場合です。

この場合取引Aと取引Bを一連の取引にするか別々の取引にするかで過払い金の金額が大きく変わってきます。この取引の一連と分断については借入ごとに基本契約書を交わしているかどうかが重要になってきます。裁判になった時も争点になることがあるのですが、難しいので司法書士や弁護士などの専門家に相談しておいた方が安心です。

アコムから新規の借入れができなくなる可能性がある

アコムに対して過払い金請求をした場合、今後アコムから新規の借入れができなくなる場合があります。ブラックリストにのらなければ他の貸金業者からの借入れに影響はありませんが今後のアコムからの借入れができなくなることも考えてから過払い金請求をしましょう。

アコムの会社概要

アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループに属する大手消費者金融です。アコムの企業理念は「アコムは人間尊重の精神とお客さま第一義にもとづき 創造と革新の経営を通じて 楽しく豊かなパーソナルライフの実現と生活文化の向上に貢献する」です。

年率4.7%~18.0%の利息制限法内の利率にて営業している。アコムの金利0円キャンペーン中は条件をクリアすれば、最大30日間無利息で借りる事ができます。アコムは武富士に次いで業界第2位としての地位であったが、2010年に武富士が倒産したことにより現在は業界第1位となっている。

むじんくんとして知られる自動契約機の導入やクレジットカードの導入など、先駆的な会社として知られています。最近では芸能人を起用したCMなどが有名で消費者金融としては一般的に好印象で受け入れられている。

事業内容は、ローン事業・包括信用購入あっせん事業(クレジットカード事業)・信用保証事業。三菱UFJフィナンシャル・グループに属し、融資残高、口座数とも全ての消費者金融の中でNo.1のアコム。審査は最短30分。来店不要で即日振込みも可能。

商号 アコム株式会社
URL http://www.acom.co.jp
本社所在地 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル
資本金 638億3,252万円
貸金業者登録番号 関東財務局長(9)第00022号
その他 キャッシュワン

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